《横山由紀子さん、ニューヨークで個展》
日本にお住まいの横山由紀子さんがニューヨークで個展を開かれま す。横山さんは1972年に短大工芸デザイン科、 テキスタイル専攻科を卒業し、以来、織物の仕事をされています。 横山さんの織物は、横山さん自身が「染織」 と呼ばれているように、まず糸を彼女の意図どおりの色に染め、 それから機を織るという「染織」の世界です。武蔵美を卒業して5 年後には染織工房「夢織りびと」を設立し、現在は三つの教室「 夢織びと」を主宰。多くの展覧会にも出品、受賞されているほか、 数冊の織物の本も出版されています。 最新の出版はマリア書房より「Dream Weaver 〜横山由紀子と夢織りびとの世界」です。またコー プこうべ生活文化センターの講師でもあり、 つい先頃まで武蔵美校友会の兵庫支部長もされていました。
《横山由紀子展》
TENRI Cultural Institute of New York
4月13日(水)─4月19日(火)
Gallery Hours Monday─Thursday 12:00Pm─ 6:00Pm. Saturday, 10:00Am─ 3:00Pm
Opening Reception 4月14日(木)6:00Pm─8: 00Pm
43A West 13th Street New York NY 10011
Tel (212)-645-2800
《矢部ちひろさん、日本で「日本透明水彩会(Japan Watercolor Society)に出品)
シアトル在住の矢部ちひろさんは、北米各地にあるWaterco lor Societyの権威ある展覧会で入選、受賞多数、 アジア各地の主要な水彩展からも招待を受けるなど、 活発に活動されています。今回の展覧会は日本なので、 矢部さんのウェブサイトで作品を拝見しました。そしてびっくり! (chihiro yabeで検索)とにかくスキル!ほれぼれとする絵です。 ウェブのページを開けた途端、そのスキルさと美しさに思わず、「 オー、マイ、ゴッド」と言ってしまいました。 花の絵はほとんど花瓶に生けられた薔薇で、 かたわらのティーカップも、背景のレースも、 思わず手に取ってしまいたくなるようなリアルさと暖かみを感じま す。その他、風景画、人物画と、 どれもが透明感あふれる光につつまれ、 見ていると幸福感に包まれるようです。 きっとアーティストが楽しんでこれらの絵を描いたのだろうと想像 出来ます。
《第六回日本透明水彩会展(Japan Watercolor Society))
会場 丸の内オアゾ丸善 (丸の内オアゾ4階)
東京都千代田区丸の内1−6−4
期間 2016年4月20日──4月26日
入場無料 9:00am ─9:00 pm (最終日4:00pm)
《JAS会員の画集の発売》
今回の展示会に併せて、JAS会員の画集も同時に出版記念として 発売いたします。
「透明水彩レシピ」第2弾出版記念展
掲載されている作品も多数、丸善に展示しています。 矢部ちひろ作品は3点掲載されています。
《透明水彩画のワークショップ》
4月22日(金)9:30am─12:30pm
会場 アトリエ アポロ
東京都千代田区神田1−15 万平ビル一階
受講特典
ダニエル•スミス(Daniel Smith)社のドットパレットカードをプレゼント!シアトル発 祥のダニエル• スミス社は世界的に著名な多くの水彩画家達から愛用されている絵 の具メーカーで、日本ではまだ未入荷です。 今回受講して下さった皆様には矢部ちひろ愛用の18色のドットパ レットカードをプレゼントいたします。
《JMS日本透明水彩会、名古屋巡回展》
期間 2016年5月17日─5月22日
会場 セントラル画材アートギャラリー名古屋
……………………………
展示ではありませんが、 シアトルが本拠地の矢部さん愛用の絵の具メーカー、DANIEL SMITH社から矢部さんの作品を特集したいという申し出があり ました。そして、矢部さんの油絵の作品がDANIEL SMITH社のニュースレターで全米に配信されました。
お喜びの矢部さんの言葉をご紹介します。
「 ずっと水彩作品を制作してきたので油絵は長いブランクがありまし た。最近、 また油彩を始めたいという気持になって先月再開したばかりの嬉し いニュースでした。久しぶりに描いた油絵は、 水彩以上に自由度が高く、絵の具の存在感を放ち、 本当にとても楽しく制作できました」
*春で日本に行かれる方も多いかと思います。 矢部さんの展覧会と期間が一致しましたら、ぜひお出かけ下さい。
《神舘美会子、WAH Center Light展に出品》
昨年9月、MC Galleryでのムサビ展に出品した神舘のBrainの彫刻作 品が、ひょんなことからLight Showのキューレターの目に留まり、 Brainの入っている クリアなプラスティックの箱の中にライトを入れ、 プロのライトアーティストたちに交じって 部外の展覧会に出品することになりました。4000スクエアーの 会場はライトの作品のため薄暗く、 まるで幻想の海の波間を漂う気分で楽しみながら作品を見てまわる ことが出来ました。
《WAH : Light , Form, and Symbol》
Saturday, March 26th Saturday,─ April 23rd, 2016
Opening Reception: Saturday. March 26th, 5-8 pm
135 Broadway Brooklyn , NY 11211
《新企画、「みんなの声、発言広場」》
次号から、 校友会メンバーの声のページを設けたいと考えています。 アートということにこだわらず、アメリカ生活のこと、 仕事のこと、またデザイン科を出られた方達はデザインの話、 要は何でも結構、新たな交流やインフォメーションの交換など、 皆さんの新しい発展につながるような、 卒業生の集いの場をこの紙面で実現しよう、という企画です。基本 的には神舘が直接メンバーの方とお会いして、 インタビュー形式でお話を聞くという形になると思いますが、 ご意見などを書簡でお寄せいただくのも大いに歓迎です。 そこで来月号は学部商業デザイン科(グラフィックデザイン) を1973年に卒業され、1976年に渡米されて以来、 テキスタイルデザインの会社で働いている奥村泰子さんにお話をう かがう予定です。こんなことを話してみたい、 こんな経験をしているなど、 アートとも仕事とも関係ないことでも何でも結構です。楽しい、 面白い、参考になる、刺激になる、 そんなページを作っていきましょう。
そこでお願いです。このページで話してみようという方、どうぞh esitateしないで小柳津美香さんまでご連絡ください。 連絡お待ちしています。
筆:神舘美会子