12/30/2017

msb! ニュース December

12月の街を歩いていると、どこからともなくモミの木のたっぷりとした緑の匂いが漂ってきます。毎年の風景だけれど、北国の山で育ったモミの木が歩道の半分くらいを埋めているのに出会うと、「ああ、もうクリスマスだなー」と感慨深くなります。昼間の間はクリスマスソングなどを流しているのが、午後も5時には薄暗くなり、急に人通りが途絶えた日暮の街角の豆電球の下、積まれたモミの木の艶やかな深い緑を吸い込みながら足早に通り過ぎる人々。また、足を止めてモミの木を買い求める人。
そんな12月の街の風景は冬の風物詩、Poetryと言えるでしょう。


《遊真あつこさんの個展》
多様な表現手法を駆使してアート活動する遊真あつこさんが、チェルシーのギャラリーで個展をされます。14点のキャンバスと、木のパネルの大作の油絵作品です。

Walter Wickiser Gallery
210 Elevens Avenue Suite #303, New York ,NY 10016
会期:January 4th  January 31th /2018
Reception : Thursday, January 18th, 2018, 6  8 pm 

Atsuko Mu Yumas Exhibition Concept
タイトル:Fruition – 結実

人の生とは、樹のようなもの。樹の成長は決して早いものではありません。でも樹は成長する。それは生命の樹。
すべての人の生のゴールは果実です。私の生命の樹も少しずつ、少しずつ成長してきました。そして今、私はやっと、私の生命の樹に実る果物を見るのです。

宇宙の力の発見。私はそれを探し続けてきました。私たちは何処から来て、そして何処へ行くのかと。私のアートは生命の不思議を追及すること。すべての在るものを繋ぐ、死と愛の力。過去、現在、そして未来は循環する環なのです。

私が日本人であることはアーティストとしての想像と創造にとても大切なことです。そして私の仕事は未来的であると同時に原始的でもあります。
私の長年の努力、創造に対するビジョンと情熱は、それらのコンセプトに基づいています。

——今回の個展について、遊真さんはこのようにのべられています。——
「個展のタイトルは“Fruition” —結実、といたしましたが、これからが真剣勝負です。アートの道は長くて厳しいものですが、やっとやっと私の人生の木に少しだけですが実がつき始めているのか?との意味です」


《西田翔冠さんの展覧会》
展覧会の開催日も今月末28日までと残り少なくなりましたが、西田さんがチェルシーのPRINCE STREET GALLERYNOグループ展に参加されています。また、来年4月24日から519日まで同ギャラリーで個展をされます。

ソーホー地区がSHO( South of Houston)という名を与えられ、現在のソーホーが誕生した, 1970年にオープンしたPrince Street Gallery,超コンテンポラリーの大型作品の多いソーホーのギャラリーの中で、ほとんど唯一の、と言っていい、徹底したコンセプトに基づいて具象画を扱うギャラリーでした。現在のチェルシー地区のように隣もその隣もギャラリーという時代、New Artの洪水を抜け出し、Princeストリートと Greenストリートの角にあったPrince Street Gallery に立ち寄ると、そこには「絵画」がありました。ほっとするような気持で中に入ると、キャンバスという、限られた世界の中に込められた作家の対象への深い思い入れが感じられ、絵の前に立ち尽くしてしまう事がしばしばでした。
そして、西田さんの作品にも、いかにして対象を一枚の画布の中に表現し切るか、という努力と凝視がキャンバスから伝わってきます

Prince Street Gallery
530 West 25th Street New York NY 10001, 4th floor
T: 646-230-0246


《ニイゼキヒロミさん、Queens Museumでグループ展》
インスタレーション—— 作家がモノを設置することによって空間を構成して、作家が意向する場を創出し、空間全体を作品として人に体験してもらう。インスタレーション作家のニイゼキさんがクイーンズ、コロナパークにあるクイーンズ・ミュージアムのグループ展に参加しています。
封筒の窓をつなぎ合わせ、それでテントを作る。来場した人はその中に入って封筒の窓を通して外を見る。中に入るとノートがぶら下がっています。そこにはノートと一緒に鉛筆もぶら下がっていて、「何が見えますか?」と書かれています。
今年9月に屋外(Art intervention)で発表したもののダイジェスト版の作品をこの展覧会では展示しています。
タイトルはDwelling (住居)

また、展覧会とは関係ありませんが、ニイゼキさんのオススメは、ミュージアムの大ガラスから真ん前に見える1964年の万博の大きな地球儀です。屋外で見るのと、大ガラスを通して見るのとは違うと感じるのは、ニイゼキさんの「封筒の窓を通して見えるもの」というコンセプトに影響されたのか、SF映画の宇宙船から宇宙に浮かぶ地球を見ているような気分になったことです。
地球儀の下には、ニューヨーク市のあちこちにフェンスを造っているアーティスト、Ai Weiweicircle Fenceがあります。
「雪のコロナパークの散歩も気持いいですよ」とニイゼキさん。

Queens Art Intervention : Dwelling
期間:December 11 – January 19 / 2018
会場: Queens Museam
               New York City Building, Flushing Meadows Corona Park Queens NY 11368
T : 718-592-9700
F : 718-592-5778
Wednesday through Sunday, 11am – 5pm 

ニイゼキさんのウエブサイトです。楽しくなる作品が満載されています。


《田中美路さん、gallery Onetwentyeight new Year Showに参加》
ファインアート、アクセサリー、陶器、と多才な活動をされている陶芸アーティストの田中美路さんがローアイーストサイドのGallery Onetwentyeightのニューイヤー・ショーに陶器の作品を出品されます。

Gallery Onetwentyeight New Year Show
会期:January 3 – January 20
Opening Reception : Saturday January 6 ,  5-8 pm
Address :  128 Rivington Street New York NY 10002
Transportation :  F Train to Delancey Street, M Train to Essex Street.

ニューイヤーの展覧会なので、オープニングの日は日本の踊り、書き初めのパフォーマンスなどがあります。


《大野廣子さんが東京でのグループ展、「新春小品展」に参加》
ニューヨークを中心に日本、ヨーロッパと精力的に活躍されている大野さんが東京での小品展に出品されています。

展覧会名:「新春小品展」
会場:ぎゃらりー由芽
会期:2018年1月13日(土)〜1月28日(日)12:00〜19:00
              最終日は16:00まで(木曜休廊)

《ぎゃらりー由芽》
東京都三鷹市下連雀4−15−2 ホワイトマンション101
tel & fax  0422-47-5241


《依田順子さん、依田寿久さん、依田洋一朗さん“International Group Exhibition”に参加》
依田さん御一家が一昨年にムサビ展を開催したGallery MCで企画、開催されるインターナショナル展に参加されます。日本人作家は依田さん御一家3人を含む4人、マケドニアの作家2人、アメリカの作家7人、韓国の作家8人というインターナショナルな展覧会です。

展覧会のタイトルは
“Personal Identity Matter 2018” – international Group Exhibition

期間:January 30 (Tue) – February 10 (Sat) 2018
Opening Reception : January 30 (Tuesday) 5:00 pm – 9:00 pm
場所:Gallery MC
             549 West 52nd Street, 8th floor New York NY 10019
T:         212-581-1966    www.gallerymc.com


《神舘美会子さん、 The 19 th Annual WAH Salon Art Club Members Show に参加》

19th Annual WAH Salon Show
期間:January 20 – February 18, 2018
Opening Reception  :  Saturday, January 20  From 4 – 6 pm
The Williamsburg Art & Historical Center 
135  Broadway Brooklyn, NY 11211
718—486-6012 or 718-486-7372
M Train to Marcy AV , Walk to west on Broadway 5 minutes.


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年の終わりを「暮れ」と言いますね。暮れる、日が暮れる。夕暮れの後は夜、夜は睡眠の時、睡眠は疲れを取り、目覚める朝は新しい1日。そしてそれは年にもなぞらえることが出来ます。
「新年」、そのフレッシュな言葉の響きは、私たちに再び活力を与えるようではありませんか。その特別な朝を、私たち日本人は「元旦」と呼びました。新しい年、新芽、新たな芽が膨らむような、そんな新しい年をイメージしてみると今年は何かができるぞ、と力が湧いてきます。

この24ヶ月、私の拙い文にお付き合い下さり、ありがとうございました。

皆さまの新しい年が希望と幸せに満ちた年でありますように。


筆:神舘美会子

企画、編集:小柳津美香

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11/30/2017

msb! ニュース November

11月の第一日曜日に夏時間が終わりました。夏時間、その言葉の中には何となく夏の思い出を引きずっているところがありますが、それが終わるということは、季節が晩秋へと移り、やがて初冬が始まることを告げています。そして感謝祭も過ぎ、今、街は一気にクリスマスの用意に忙しく活気付いています。来週はコートの襟を立ててジングルベルの街を歩く12月、様々な思い出が心の中を駆け巡るのも年の最後の月、12月です。そんな思いを寄せてみるのに冬はふさわしい季節なのではないでしょうか。


《鞍井綾音さんの作品がHell’s Kitchen にある Supermarket/Deliに展示されています》
Hell’s Kitchen地区にあるスーパーマーケット/デリに鞍井さんの2点の大作と内にあるレストラン の壁に数点の中型サイズの作品が展示されています。この展示はThe Breast Cancer Fundraising”の一環でもあり、作品売り上げの30%が乳癌の研究や調査に寄付されます。気軽に立ち寄って鞍井さんの作品を鑑賞してください。レストランにはワインもあり、Happy Hour5-7Pm

LocationTree Haus Mima
470 West 42nd Street, between 9th and 10th Avenue
Hours : 24 Hours!  The Restaurant/bar opens from 5pm on weekdays and 10am on weekend.
On Sunday the close at 4pm.
1210日頃まで。(Happy Hourに行くと、生牡蠣が$1です。)
お問い合わせは鞍井さんに:kampai@ayanekurai.com


《遊真あつこさん,ミッドタウン、Marble Churchのクラフト展、Annual ARTISAN’S BOUTIQUECelebrate the Creative Spirit―,に参加》
遊真さんのアート作品はその絵画だけでなく、皆さんも支部展でご覧になっている、太い縄や布などを駆使した手作りのフレームも優れた工芸作品です。昨年の支部展で行われたクラフト展でも布で作った折り鶴や袋、その他様々な布を使った工芸品を見せていただきました。
毎年開催されているMarble Churchのクラフト展は創造性の高いクラフト展覧会で、遊真さんの作品も楽しみです。

MABLE Collegiate CHURCH
会場:Marble Church, in the Marble Loft
             274 Fifth Avenue , between 29Th and 30th Street, New York NY 10001
日時:Sunday December 3,  12-2pm
             212-688-2770


《奥村泰子さん、Textile Study Group of New York主催の展覧会に参加》
テキスタイルの技法か材料を使ってアート作品を制作する、Textile Study Group of New Yorkの展覧会に今年も奥村さんが参加しています。今回のテーマは“RED”。赤い色を主体にして12”x12”キャンバス上に制作します。
今日、キャンバスに絵の具で絵を描くことだけがアートではありません。様々な材料を使ってアート作品を創ることはもう常識です。過去、数回のTextile Study Group of New Yorkの展覧会に出かけ、テキスタイルの材料や技法でこんな素晴らしい表現ができるのだと、驚いた経験があります。年末でご多忙とは思いますが、レセプションにお出かけ下さい。
又、今回の出品作品の全てはカタログになり販売されます。

RED EXHIBITION
OPNING RECEPTION : Thursday ,December 21, 4pm – 7pm
会場:NOHO55 Gallery  :  530 West 25th Street #408, New York NY 10001
会期:December 19, 2017January 6, 2018
             Tuesday to Saturday  11am – 6pm


第2回、東京芸術大学合同展〉
東京芸術大学の美術部と音楽部の合同展が今年も開かれます。今回は「日本のアート・伝統と現在」というタイトルで、美術部は日本画科、音楽部は日本古来の楽器演奏や能など、日本の伝統芸術の担い手に目を向けようという趣向です。
会場では、展示作品やオープニングの夜の音楽部のパフォーマンスだけでなく、会期中には日本画のワークショップ、能のワークショップなど、盛りだくさんのプログラムがあります。昨年の第一回展のオープニングでは、ピアノ、ヴァイオリン、声楽、四重奏、琴など、次々に繰り広げられる2時間にわたる音楽部のプロの演奏に心から堪能しました。
本当にお得なオープニングでした。今年は邦楽の演奏のようです。邦楽などアメリカに住む私たちには触れる機会が少ないですからから皆さんもお出かけになったらいかがでしょうか。

会場:天理ギャラリー(Tenri Cultural Institute
             43 West 13 Street (between 5 Avenue) New York NY 10011
会期:11月30日(木)―12月11日(月)
オープニング・レセプション
11月30日(木):午後7時より(入場無料)


《インタビューに出てくださる方を募集しています》
久しぶりにインタビューをやろうと会長の小柳津美香さんと話し合っています。過去のインタビューは、奥村泰子さん、福田太さん、依田洋一朗さんです。
会社に勤めている方の会社やスタジオ訪問、クラフトなどを作って販売している方、その他、アートとは関係ない仕事をしている方の話を聞いてみたいと考えています。
「こんな面白い体験をした」「こんなこと皆さんに知っていただきたい」など、どうぞ
hesitateしないで立候補して下さい。連絡はmusabiusa@gmail.comまで。

筆:神舘美会子

企画、編集:小柳津美香

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10/30/2017

msb! ニュース October

10月も半ばを過ぎると、大きな食料品店などへ行くと、パンプキンが山のように高く積まれているのを見かけます。10月31日のハロウイーンのカボチャちょうちん、Jack-O-lanternのパンプキンです。また店内に匂うシナモンステイックの香りが秋を感じさせます。さあ冬のホリデーシーズンの始まりです。

《西田翔冠さん、The 3rd OSSAM Gallery October art Exhibitionを主催》
 西田翔冠さんが今年で第3回目になるOSSAMギャラリーの年次展を西田さんによる企画、人選で主催しました。西田さんを含めて11人のアーティストが参加しています。西田さんが所属するPrince Street Gallery(チェルシー)、その他チェルシーのギャラリーの現、元アーティストも含む、プロフェッショナルな展覧会でした。
 西田さんの3点の作品は 1点目が猫の鉛筆画でタイトルは「Grey 」、2点目の「Sunset 油彩画」は夕日を背景に記念写真のようなポーズで4人の人が立っています。両脇には3匹の猫がこの画面には必要不可欠のもののように、位置を占めています。3点目の「Orange油彩画」は最近、西田さんのモチーフに多くなったオレンジ色のトラ猫と背後にその霊のような同じ猫が画面いっぱいに描かれています。(西田さんが大切に飼っている猫は、オレンジタビーのオレンジとロシアンブルーのグレイです)どれも一見、家族の記念写真とかポートレートというスタイルはとっていますが、そんな生易しい具象画ではありません。精密に良く描かれているけれども、猫たちはよくある可愛い猫たちの絵というのとは程遠く、一見記念写真に納まっているかのように見える人物も、次の瞬間には全く別の顔を見せるのではないか、あるいはここに見えているものの内側には別の世界が潜んでいるのではないかと超自然的なものを感じさせる、単なる具象画ではない、独自な世界を作り上げています。

 OSSAM Gallery
 ブルックリン、パークスロープにあるOSSAM  GalleryO & S Shimoda Art Memorial Gallery)は 鉄のモニュメント彫刻家として知られるOsamu Shimoda氏(故人)の、作品制作場所でした。夫人の下田幸知さんがその残された広い場所をBrooklynのコミュニティの人たちに日本の文化を紹介したいとの考えで2015年にオープンしました。ここで手漉き和紙の展覧会、折り紙アートの紹介、またそれに伴ってワークショップを持つなどの活動も行っています。また、若いアーテイストに展覧会の機会を与えたいとの思いもあります。西田翔冠さんは自身の作品発表だけでなく、今回のOctober Exhibition,後述するCat and Dog Show の企画など常時ギャラリーと関わり、運営のお手伝いもしています。

The 3rd OSSAM Gallery October Art Exhibition
Date : October 7th (Sat) – October 23rd (Mon) 12 – 6 pm
Reception : October 21st , Poem reading by Lynda Caspe
Address :  300 7th Street, Brooklyn, NY 11215

《西田翔冠さん、第85回、独立展に会員出品》
 10月18日から10月30日まで、東京、六本木の国立新美術館で、独立美術協会の独立展が開かれています。西田さんは30年以上独立展に出品し、1995年に新人賞、その翌年には小島賞、さらに翌年には2年続けて独立賞を受賞し、1999年、第67回独立展にて会員に推挙されました。今回の作品のタイトルは「Miracle City」です。

 《西田翔冠さんより校友会の皆さまに、展覧会出品のお誘いです。タイトルは—「Cat and Dog in Art Exhibition」》
 OSSAM ギャラリーでは、11月18日から12月3日まで、「Cat and Dog」の展覧会が開かれます。この企画、開催も西田翔冠さんによるものです。クリスマスにちなんでの展覧会ということでこの企画が出来上がりました。そこで武蔵美校友会の皆様にもぜひ参加していただきたいと、ニュースレターで伝えて下さいと申されています。すでにCat   Dogの作品をお持ちの方、これから挑戦してみようという方、奮ってご参加下さい。この展覧会にはBrooklyn Bridge Animal Welfare Coalitionのサポートも決まったということです。末尾に応募要項を添付いたします。参加希望の方はSacchi Shimoda さんにメールするか、Mieko Mitachitochaku99@aol.com)にメールして、Entry Formを受け取って下さい。
   
Cat and Dog in Art Exhibition
Nov. 17 – Dec. 3, 2017
Reception will be held on Saturday, November 18th, 6-8 PM
Ending party; Dec.2 (Sat)  6-10pm *Music ; Changing mood  6pm-
At OSSAM Gallery
   The exhibition features; paintings, drawings, prints, 
   Subject:  Dogs and Cats only
   Guide Lines:   Around 12”x16”, flamed size,  (Max 36”x36”OK!) No entry fees; suggested donation $20.00All entries must be framed and wired ready for hangingartist’s name and the title to be written in the back of art works. Any cost occurred rerating to this exhibition, such as a transportation, framing, insurance etc. is for the account of artists. 20% donation is required if a work is sold. (10% Brooklyn Bridge Animals, 10% OSSAM Gallery). Please send your entry form by the deadline of November 15, 2017, To Sacchi Shimoda ; sacchishimoda@hotmail.com  Address; Sacchi Shimoda, PO Box 150182 ,  Brooklyn, NY 11215-0182



筆:神舘美会子

企画、編集:小柳津美香

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9/29/2017

msb! ニュース September

今年は9月に入ると急に気温が下がり、あっという間に秋になりました。ちょっと寂しいなと思っていると、近頃はインディアンサマーかな?と思うような日々が続いています。マンハッタンの街路樹はまだ緑ですが、ブルックリン、クイーンズでは少しずつ
色づき始めています。時は巡ります。中秋の10月、実りの秋はすぐそこです。


《奥村泰子さん、大野廣子さん、鞍井綾音さん、小坂明子さん、花房万紀子さん、神舘美会子、SJAC – Society of Japanese and American Creators – First Annual Exhibition に参加》

SJACは在米日本人アーティスト、アメリカ人アーティスト、各国出身のニューヨーク在住のアーティストたちの情報センターとして、作品発表の機会を広範に提供することを目的に今年6月に結成されました。
既存の美術家団体の垣根を越えて、人脈と情報交換の輪を広げ、今回の規模の年次展覧会を軸に、毎年いくつかの個展、小グループ展を企画・運営して行く予定です。同時に、日本に向けても交流の輪を広げ、創作意欲を刺激しあうことでアートシーンの活性化を図って行くものです。
今回の展覧会は発足記念の展覧会で、24人の日本人、10人のアメリカ人のアーティストが参加しています。
今後さらに会員を増やす予定です。関心のある方は是非オープニングにお出かけください。

SJAC 2017 EXHIBITION

Date : October 4 – October 14, 2017
Hours : Tue – Sat  11am – 6pm
Opening Preview : Tuesday Oct 3,  4-6 pm

 Opening  Reception : Saturday  October 7,  3-6pm

Gallery Max New York
552 Broadway, Suite 401, New York, NY 10012. Prince & Spring Street. Buzz #9
T: 212- 925-7017
Transportation : R train to Prince Street, F train to Broadway-Lafayette Street

ブログサイト:sjacblog.wordpress.com



《鞍井綾音さん,  Annual Bushwick Open Studioに参加》

アーティストが自分のスタジオのドアを開いて作品を見せるという「オープン・スタジオ」という展示形式が近頃ますます盛んになっています。大部分は一つのビルディングを大勢のアーティストがシェアーしてそれぞれのスタジオを持っている形式が多く、ビルディングによってはビルディングの中にギャラリーを持っているところもあります。

夏に戻ったかのような暑さも感じる秋晴れのFirst day of Autumnの9月23日、土曜日、鞍井さんのスタジオを訪れました。大きなスタジオに足を踏み入れると鞍井さんのアーティスト・ステートメント「I am human first」という力強い言葉そのままを表現している色彩豊かな作品群が来場者を迎えます。そして、キャンバスに近づくと、厚塗りの油絵の具の一筆一筆に彼女のパッションが込められているのを感じます。

皆さまのお手元にこのニュースレターが届く時にはオープン・スタジオは終わっていますが、ウェブサイトで新作をご覧ください。


Bushwick Open Studio 2017 at Ayane Kurai’s Studio 

Saturday /September 23 and Sunday / September 24
1:00 pm – 8:00 pm

Address : 95 Starr Street Brooklyn NY 11247, between Wilson and Knickerbocker.
                  L train to Jefferson Street.
T : 718-381-3079 (Home)
C : 917-714-0144


《多摩美術大学校友会展覧会「第13回、HAFH—ホーム・アウェイ・フロム・ホーム展」》

多摩美術大学校友会ニューヨーククラブの展覧会が9月18日から9月30日まで天理ギャラリーにおいて開かれました。
「ホーム・アウェイ・フロム・ホーム」というのは、「故郷を離れた故郷」という意味で、このタイトルには二つの意図が込められているということです。一つは故郷から離れた生活の中で、私たちが後にしてきた「日本」をより意識し、自己のアイデンティティを自覚すること。もう一つはニューヨークという世界のアートマーケットの中心での研鑽がもたらす、自らの殻を破るような、創造の成果を目指すことです。

9月22日のオープニング・レセプションには多摩美以外のニューヨーク在住のアーティストも多く来場し、23名のアーティストの力作を堪能しました。

開催期間:9月18日(月)—9月30日 / 2017
時間  :12—6pm(月—金)10am —3 pm(土)日休
(*最終日30日は3時まで)

会場:天理ギャラリー
43 West 13th Street, New York NY 10011



筆:神舘美会子

企画、編集:小柳津美香

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8/31/2017

msb! ニュース August

8月も半ばを過ぎると夏時間の効用がだんだん薄れて来ます。日差しはまだまだ真夏の強さなのに、午後8時を過ぎると薄暗くなり、7月4日の独立記念日には午後9時になってもまだ完全に暗くならず、今か今かと花火が始まるのを待っていたのにと、過ぎ行く夏を懐かしむ今日この頃です。


《須田久美子さんの個展 Family Portrait

須田久美子さんが昨年秋にムサビ展を開催した「Gallery Max New York」で個展をされます。作品は小さいものから中くらいのサイズの油絵で、色々な「ファミリー/家族」に関わる作品です。
須田さんは、これまでずっと友人などの人物を入れたシーンやその情景をテーマに描いて来ました。モデルとなった人物同士や、登場する人物と自分との関係、また、作品と見る人の普遍的、共通な感覚を通して生まれる物語や感情の揺れを描き出すことを主題として来ましたが、今回の展示では、よりシンプルなポートレートスタイルで、モデルよりも身近な人々を描くことで、物語や感情により深みを出せたらと、新しい試みに挑戦しています。

Show Date :   September 19th -  September 30th
Opening Reception : September 21st. Thursday 6 – 8pm
Gallery Hours : Tuesday – Saturday  11:00am -  6:00pm

Gallery Max New York
552  Broadway Suite 401 (Between Prince & Spring) buzz: 9
Phone : 212-925-7017
Website : gallerymaxny.com


《大野廣子さんの美術エッセイが、美術年鑑社発行の「美術家エッセイ集」
に収められ、出版されました。》

日本の美術年鑑社が発行している、新美術新聞という美術専門の新聞があります。その中に毎回「日々好日」という欄があり、新聞社の編集部より頼まれて、美術家がエッセイを書きます。
この欄に数年前、大野さんも編集部からの依頼を受けて寄稿しました。この美術家によるエッセイは長年続いており、今年6月に300人余りの美術家によるエッセイが一冊の本に纏められ、出版されました。
展覧会案内ではありませんが、大野さんのご活躍をご案内させていただきました。



《神舘美会子、WAH CENTER – WAH Celebrates Volunteers Exhibitionに参加》

WAH Center( Williamsburg Art and Historical Center)はブルックリン、ウィリアムズバーグに1996年に創立されました。センターのコンセプトは”Bridge”。このコンセプトは多面的な多文化アートセンターを構想するもので、多様なアート界を融合させ、地域、国内、また国際的なアーティスト、あらゆる分野のアーティストを輩出し、芸術家を橋渡しすることを目的としています。

今年はセンター20周年ということで、センターを支えて来たアーティストの展覧会が開かれることになりました。

Show Date :  Saturday, September 16th – Sunday, October 8th
Opening Reception : Saturday, September 16th 4-6 pm
Gallery Hours :  Friday – Sunday  12-6pm

WAH CENTER 
135 Broadway, Brooklyn, NY 11211
( M train to Mercy AV,  L train to Bedford AV)  
Tel : 718-486-6012 or 718-486-7372
Website : www.wahcenter.net



筆:神舘美会子

企画、編集:小柳津美香

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