12/30/2016

msb ニュースレター December

「あー、やんなっちゃうなー、もう今年も終わり!?」
「あっと言う間に年の瀬」
「そう言えば、去年の今頃にも同じこと言ったよね」
毎年同じ言葉を繰り返して年は暮れ、そして新しい年がやって来ます。でも区切りがあるのは気持を楽にします。もしやり残したことがあっても来年は(来年こそは)頑張るぞ、と志を新たに出来るから。
このニュースレターがお手元に届く頃は2016年も秒読みになっているでしょうが、皆さん、良いお年をお迎え下さいね。


《尾曽越 理恵さんの個展》

2010年から2013年まで3年間、The Art Student League  Certificate Course に在籍。帰国後もずっとリーグのExhibition Outreach Group Showに出品し続けて、今回、3年目にしてついにSolo Show出展者に選ばれたという尾曽越さん。
2016年前半の作品を含む新作、百号2連結が2点、その他9点の大型作品の展示ということです。和光市とニュージャージーで制作された作品ということです。

CUSHMAN & WAKEFIELD  Presents 
Rie Osogoe  New Works

January 10 – June 12, 2017

場所 135 West 50th Street New York NY 10020
(会場は50丁目から51丁目まで突き抜けている大きなビルディングの広いロビーで、51丁目側まで作品があります)

作品のイメージは  www.osogoe.com でご覧ください。



私たち武蔵美支部会は今年、昨年に続いて「むさび展」を開くことが出来ました。これからも定期的に展覧会を開いていきたいものですね。また、展覧会だけでなく、情報交換のような集まりを持ったりして、会を充実したものにしていきましょう。
来年もよろしくお願いいたします。

11/30/2016

msb ニュースレター November

 サンクスギビングが終わるともう本当に今年も終わりという気になります。なにしろ残るはあと1ヶ月なのですから。時の経つのは早いもの、光陰矢の如し、と昔の人は言いましたが、過ごした今年を振り帰るのはたいてい12月の末、でも1ヶ月早い11月の末に振り返ってみるのはいかがでしょう。もしやり残したことが見つかったらまだ時間はあります。年の始めに建てた計画を残りの1ヶ月で片付けるとか。本格的な冬の訪れの前にそんなやり残しに手をつけてみると、案外気楽に事が進むかもしれません。いえいえそれどころじゃない、何しろ今年の11月の始めには、世紀の?大混乱があったばかりなのですから。勿論この1年半の大統領選挙のことです。そして、まだまだ白熱の議論があちこちで聞かれる日々が続いていますが、世界はどんな風に変わっていくのやら。変わらないのは世界がどのように変化しようとも、季節は毎年同じように巡り来るということです。歩道を敷き詰める落ち葉の上に雪が舞い降りるのももうすぐです。


《第3回、むさび展が開催されました》


秋晴れの下、第3回「むさび展」がソーホーのギャラリー
Gallery    Max New York
11月5日から11月19日まで開かれました。 

今年の「むさび展」は全体に質が向上したように感じられました。画廊が大変綺麗で作品が飾り映えする空間であったこともありました。また、作品の展示の仕方が上達したようにも感じられました。展覧会では、どのように作品を並べるかということはとても重要です。並べ方、飾り方で良い展覧会空間を作ることが出来るからです
オープニングには武蔵美メンバー以外にも沢山の方々が来場して、皆さん楽しい時を過ごされたと思います。




11月12日の土曜日にはクラフト展が開かれました。
田中よしみさんの陶芸ではお茶碗などの実用品の他、たくさんの素敵なアクセサリーが並びました。
キノマホさんはトレードマークのピーナッツを描いたTシャツ。ティーセットなど。
遊真あつこさんは日本の布で作る折り鶴や小物。
出石薫さんは個性あふれる網を思わせる美しいスカーフ、そしてセーターやドレス。
佳奈ヘンデルさんのイラストレーションはグリーティングカードから大きなサイズまで心休まるメルヘンの世界へ私たちを誘いました
どの方の作品もさすが美大のアーティストの作るもの、個性豊かな作品でした。
平野内美穂さん はビーガンフードのスイーツ。

遊真あつこさんのパフォーマンスがオープニングの日に披露されました。

今回は岸本かえさんが新人賞を授与されました。
岸本さんの作品は2点ともグラフィックな手法で、その内の1点、Hug Me」はガスマスクを付けて、右手にナイフ、左手にフォークを持っている人物の上半身の絵なのですが、何と、ナイフの先は尖って血がついており、フォークもとても食卓のフォークとは思えない代物で、今の時代を漫画風にアグレッシヴに描いていて面白い作品でした。

武蔵美ニューヨーク支部が2009年に発足して8年、1回目から2回目には3年の空白がありましたが、昨年から今年と続いて展覧会を開いたことで、皆さんの制作への意欲が盛り上がったのではないでしょうか。これを機に私たちの会を発展させていきましょう。

田川さんのフォトアルバムのリンクです。ご覧下さい。
I posted some photos from Musabi-ten here:


When you click on "Select Photos" button, "Download" button will show up and you can download for free. 



《12月2日(金)に須田久美子さんのロフトで展覧会の打ち上げを兼ねて忘年会が開かれました。》

忘年会はポットラックで皆さん楽しい夜を過ごしました。これからのニューヨーク支部会のこと、特に展覧会のことなどが話されまし




《フュージョンアーティスト 遊真あつこさんの個展 ─古代への道、永遠の命シリーズ─》
     
どこからともなく風が吹いてきました。その風に乗って声が聞こえてきました。その声に耳を傾けていると、声はしだいに大きくなり、それは一つではなく、沢山の者たちの声だということが分かりました。さらに声の導く方へと行くと、突然明るい、人も、動物も、森も樹々も、花々も、流れる滝は虹を集め、すべての生きとし生ける者が等しく幸福な声に包まれている光景が現れました。
 遊真さんの絵画の世界に誘われて、私は古代への道を辿っていたことを知るのでした。

遊真あつこさんの個展がQueens Community Collage のミュージアム内ギャラリーで9月
15日から10月30日まで開かれました。

遊真さんはご自分のことを「マルチメディア Fusion アーティスト」と言っていられます。
遊真さんが自らをフュージョン•アーティストと言っているのは、曲を作ること、ジャズシンガーであること、パフォーマーであること、その為のコスチュームも自分で作るなど、自分が出来ることをいろいろやってみようという表現することへの飽くなき探求者であると同時に彼女自身が自身の演出家でもあるということです。  
彼女の思想の根本にあるのはスピリチュアルなもの。近年はそれら多くの試みを凝縮したような絵画の作品に、過去の業績を見ることが出来ます。
また遊真さんの作品の特長は手作りの額縁を使っていることです。子供の頃の綱引きの綱ほどもある太いロープや日本の布などを使ってフレームを作ります。「畳職人ですよ、まったく」そんな彼女のフレームは、中の絵はもちろんのことですが、ロープのフレームも立派な工芸作品です。

展示会場がミュージアムの一階で、細長く広い画廊の片側に幾つかの窓があり、そこから野外彫刻が点在している広い芝生が見え、丘のように高くなっている所に建てられているので空が大きく遠くまで広がって遊真さんの作品世界と調和していました。
大きな瞳の火の鳥フェニックスが翼を広げて人々や動物たちに寄り添っています。人も動物も、木や花も等しく生命を享受し、愛の光があまねく降り注ぐ、いのちの歓びにあふれた状景を、遊真さんがこよなく慈しみながら描いていられることが、どの作品からも感じられます。

「卑弥呼さいごの日」は古代の扉の閉ざされた日、そしていつの日か古代への道を辿ってきて
 くれる人を待つ卑弥呼が描かれています。遠い遥かな時から吹いてくる微かな風を受け止めた遊真さんは古代の扉を預かる卑弥呼に出会ったのです。

この展覧会では絵画作品の展示だけでなく、パフォーマンスも披露されました。パフォーマンスのタイトルは「どこから来て 人生、何をして どこへいくのか?」

生きることの喜びは深く、生かされていることの苦しみも深い。
命あることへの神秘と感謝!

我々の起源(origin)を意識して土色系のマスク、コスチュームで表現するという衣装は全て遊真さん自身の手作り。
古代への思いをパフォーマンスとして表現した遊真さんはこのように歌います。
「たった今、たった今、飛んで行きたい。あの空へ。そこは光に輝いて、とこしえがあるという。たった今、たった今、飛んでゆきたい あの空へ。We are all Universe 
たった今、飛んで行きたい、とこしえの宇宙へ、古代への道へ、そこには遊真さんの神話の世界が広がっています。


《鞍井綾音さんのBushwick Open Studio
 95 Starr street Brooklyn
October 1, - October 2,

ブッシュウイックのOpen Studio に行ったのは今回が始めてで、メンバーの依田ご夫妻に勧められてまずBogart Streetのスタジオに行ってみました。5階建てくらいの大きなビルディングはアートの祭典、あふれる人々の熱気に包まれていました。
町工場の続く通りの間には洒落たコーヒーハウスやレストラン、ブティックが散在し、現在のマンハッタンのアートシーンとは違う、70年、80年の初期の頃のトライベッカを思い出しました。
そして鞍井綾音さんのスタジオへ。
うわー!これぞ絵画です。
圧塗りの思い切った画面構成、感情のほとばしる表現、重ねて行く絵の具の手応えを感じながら鞍井さんが制作したのが分かります。抽象的な画面の中に覗く花々や、鞍井さんが飼っている緑のセキセイインコの作品から受けるものは存在への力強い肯定感です。
鞍井さんの英文のアーティストステートメント、I am human first。まず人間であること。Develop a big heart.  そして Painting is the voice of my soul.と続く言葉を視覚で表現しています。
魂の声をおおらかに歌い上げる。そんな気持のいい印象を受けました。


《奥村泰子さんの、Textile Study Group of NY 主催、Yard Works
Textile Study Group of New YorkJuried Exhibition
September 21 –November 16
Durst Lobby Gallery 
1133 Avenue of Americas New York NY

糸、毛糸、布、ファイバーを使って、こんなにいろいろなアート表現出来るなんて驚き、というのが会場に入った時の印象。工芸とも違う、ファインアートです。
奥村さんは4月のニュースレター、「インタビュー」でご紹介した、お勤め先で扱っているファイバーで絵を描く手法で、「Spirit in the Desert」という作品を出されていました。横幅12インチ、縦が36インチの細長いキャンバスに、ブルーとライトグレイを基調とした曲線を描く波のような表現をファイバーだけで表現しているのです。
会社ではこれを徹底的にパンチして表面を平にするのだそうですが、あえてそうはせず、荒いテクスチュアーを残しているのが作品に厚みを感じ、感情を表しています。


《西田翔冠さん、OSSAM Gallery, October Exhibition に参加》
  OSSAM Gallery, “October Annual Art Exhibition
    October 7 – October 23
    300 7th Street Brooklyn New York

今にも何かが起こりそうな、隠れていた物語が現れてくるような、西田さんの作品を見るといつもそんな不思議な思いにさせられます
「宝猫」「すずらん通り」画面の中の重要な登場者である猫の名前らしい、「ぐれい」などの看板が並ぶ夜の都会の裏通りが舞台です
1点はそんな看板の並ぶ通りが先になって遠くなっていくのを背景に、窓際に前足を揃えて座っているグレイの猫がほとんど画面の中央にいます。猫はこの作品を見ている観客の方を向いています。この猫の尾は標準より長く、真横にまっすぐに描かれています。
その無心とも、いくらか寂しげとも取れる目が、都会の夜の風景に潜む物語を暗示しているようです。
もう1点もやはり都会の裏通りの風景です。画面手前は室内で、開け放たれた室内から看板の立ち並ぶ夜の都会の道路が始まっています。室内には椅子の上の白いプードルの他に後ろ姿をみせている頭からつま先まで全身を白とグレイの市松模様に覆われた人物の後ろ姿があります。市松模様の人物といってもそこに立体感はなく、市松模様の陰から今度は立体感のある裸体の一部が覗いています。
裸体の方の脚は床についていますが、市松模様の人物は20センチばかり宙に浮いています。
そして画面左の半分だけ開いているドアの陰からグレイの猫が室内を覗いています。市松模様は立体感のある裸体の影のようですが、これから物語の中へ侵入していくのは市松模様だろうと推測されます。そして事件のすべてをグレイの猫が見ている。そんな物語を想像させる西田さんの絵画力の強さを感じさせる作品です。


《キノマホさん、“MetaMoi 2” グループ展に参加》
キノマホさんのグループ展のお知らせです。今回は今までに発表した以前の作品4点の展示です。もちろん、言わずと知れた「ピーナッツ•シリーズ」です。

MetaMoi2

Center for Theoretical Physics- - Pupin Hall Columbia University 8th Floor


《神舘美会子、Gallery Onetwentyeight, Art and Food Show に参加》
フードをテーマにしたアートショー。しかもFUN(面白み、楽しみ)の要素のあるものというコンセプト。
神舘の作品はコヌコピア(CORNUCOPIA)のアイディアを使い、石膏と白い粘土で作品を作りました。
コヌコピアの起源はいくつかある神話の中でもギリシャ神話が有名で、アマルティア(神格化された山羊)はゼウスを彼女自身の乳で育てたことから、後にゼウスは山羊の角を彼女に与えます。この角は望むものは何でも満たされるというもので、豊穣の角、収穫の円錐とも呼ばれ、北米では角の形をしたバスケットに果物やナッツなどが詰め込み、食べ物や豊かさの象徴となっています。サンクスギビングの時期には食料品店などで見られ、サンクスギビングの飾り物にもなっています。
このところBrainを使った作品を作っているので、角の形のバスケットの変わりに、石膏で型を取ったブレインの中に粘土で創った果物を入れました。

“Food Show”
12月1日─12月30日
Wednesday – Friday  4pm – 8pm
Saturday    -  1pm – 7pm
Sunday      -  1pm-5pm

Gallery Onetwentyeight
128 Livington Street New York NY 10002
F train at Derancy St,  M train at Essex St.  One block North of Delancy Street. 2minuite from the Subway Station by walking.



 《大野廣子さんの二つの展覧会》

ニューヨークでの展覧会ではありませんが、Galaxyや砂漠など、広大なスケールの作品でおなじみの大野廣子さんの11月から12月にかけての展覧会の情報です。

“女流作家の美”展

本間美術館──山形県酒田市
11月10日─12月19日



www.hirokoohno.com
大野さんの作品は、「Tokyoの滝」1993年作 「庭園」1996年作の2点が出品されています。いずれも当美術館が買い上げた作品です。 
この美術館はプライベート美術館としては日本で最も古く、大野さんは1995年にここで個展をされています。
“Borderless: In Perspective”
NYFA ( New York Foundation for the Arts)の企画のグループ展に大野さんの作品が選ばれ、ベルリンのギャラリーに出品することになりました。
詳細は下記のウェブサイトをご覧下さい。




以下展覧会の序文から

"Borderless" は、ニューヨーク、アムステルダム、ベルリンの3つの異なる国の3つの都市で同時に開催される3つのイベントのシリーズです。 David C. Terryによるキュレーション

この展覧会シリーズは、何が国境を定義しどのように国境が定められるかということとともに、国境が抱える過去ならびに現在の課題である国境なき生き方というテーマに焦点を当てています
12月3日─12月17日
ギャラリー  Lite – Haus Galerie 
住所     Mareschstr 4  Berlin Germany      



ニュースレターも、毎月、展覧会案内とレビューを載せるだけでなく、もっと幅広い情報や意見も載せようと、投稿形式にしてはどうか、というような意見も出ました。その他、良いアイディアがあったらどんどんお寄せ下さい。

10/26/2016

msb ニュースレター October

中秋の10月もはや最後の週になりました。街の街路樹も日に日に色づき、歩道に散った枯れ葉を秋風の子供達が楽しげに舞い上げ、人々はジャケットの襟元をおさえながら足早に歩いて行きます。そして31日のハローウイーンの翌日は晩秋へ時を手渡す11月。その1週間後には夏時間が終わります。名残の秋の陽を楽しみましょう。

《第3回、むさび展》
 来週は支部展です。展覧会開催の準備など、これまでの経過をお知らせします。
まずDM今回は商業デザイン科出身の奥村ご夫妻が全面的に制作に携わって下さいました。表は奥村光也さんの写真、そして全体のデザインは奥村泰子さんが担当して下さいました。
日系新聞の広報は、週間ニューヨーク生活(10月20日発行)ニューヨークビズ、よみたいむ(10月31日発行)

展覧会詳細
期間  11月5日—11月19日
    火曜日—土曜日 11am — pm
オープニングレセプション
    11月5日 pm−6pm
クラフト展
               11月12日 11amー6pm

場所 Gallery Max New York
552 Broadway, Suite 401(buzz 9) New York NY 10012 ( Prince & Spring in SOHO)
電話 212-925-7017

オープニングレセプションについて
カップ、紙皿、ナプキンなどはこちらで用意しますが、飲み物、軽いおつまみなどは各自ご持参下さい。特に、ワイン、ジュースなどは早くなくなるので、おつまみなど用意出来ない方も飲み物は必ずお持ち下さい。

オープニング当日のパフォーマンス
現在クイーンズコミュニティーカレッジ(Queensborough Community College)で10月30日まで個展をされている遊真あつこさんが個展会場で披露されたパフォーマンスを、オープニングで見せて下さいます。
パフォーマンスのタイトルは「どこから来て、人生、何をして、どこへ行くのか」
個展のタイトル、「Ancient Road」に通ずる、われわれの起源(Origin)を意識して、土色のコスチュームで表現します。
クラフト展 
クラフト展は、2週間を通じての展示作品とは別に、クラフトやアート作品を販売。作家と来場者が接し、作品の意図や制作過程を知ってもらうのが目的です。
現在出品者は5人です。まだ時間があります。クラフト展に参加したい方はお知らせ下さい。
展示に必要な簡易テーブル等は各自でご用意ください。

クラフト展のチラシ
オープニング当日に配るチラシを作って下さる方、ご連絡下さい。新聞社への広報にも使いますので至急お願いいたします。

作品搬入と搬出
搬入と展示
11月3日(木)5時−6時の間に作品をドロップして下さい。(全員)
11月4日(金)4時−6時に展示を行います。(ハンギングなど)前日の3日に作品をドロップ出来ない方は4日も受け付けます。ハンギングは午後1時頃より開始します。
ビルディングの都合上、6時に終わらせることは厳守ですので、時間をお守り下さい。
4日も出来るだけ出席されることが好ましいのですが、都合の付かない方は3日にお知らせ下さい。
*  キャンバス絵画、ドローイング、写真などの平面の作品は、必ず裏面にハンギングの出来るワイヤーなどを付けてきて下さい。ギャラリーにはそれらの用具はありません。
* 展示は各自で行います。ギャラリーにはハンマーが4つありますが、自分用のものを持って来られる方はお持ち下さるようお願いします。

搬出
 11月19日(土)5時ー6時

搬入日に用意するもの
11月4日(金)の搬入日に、レターサイズにプリントした、略歴(Biography)Artist Statementを、1−4枚程度にまとめてご持参下さい。

仕事を手伝って下さる方、至急ご連絡下さい。仕事内容は、、、
* DM— 奥村光也、奥村泰子さん 担当
* 新聞社広報— 神舘美会子 担当
* 展示に必要なマテリアル制作(ネームタグなど)ーキノマホさん、大野廣子さん 担当
* 会期中、会場に座れる人ー 8日-鞍井彩音さん、9日-岸本 佳枝さん、11日-大野寛子さん、15日-依田俊久さん、16日-依田順子さん、18日-御館美会子さん、19日-前原邦彦さん 担当 
* 搬入または搬出時のお掃除ー 金丸麗子さん、本宮陽子さん、田川利久さん、平之内美穂さん

以下の仕事をして下さる方、至急お知らせ下さい。
* 会期中、10日、17日、会場に座れる人
* クラフト展チラシ
* クラフト展コーディネーション
* ホームページ制作とweb(Art Slantなど、Art Slantのウェブアドレスはあります)での広報
* その他

皆の展覧会です。皆さんそれぞれ忙しいですが、一つでも出来ることを見つけてお手伝いしましょう。
どうしても、都合が付かず仕事が担当できない方は、オープニングレセプション用に、各自持参のドリンクに加え、ワインを1本提供して下さい。

《キノマホさんのグループ展》
10月22日 キノマホさんが今までに発表した以前のピーナッツの版画作品4点をコロンビア大学のグループ展に出品されました。

  Center for Theoretical Physics- Pupin Hall Columbia University
        8th Floor

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10月は5人の方の展覧会がありました。普段の月は展覧会報告を書いていますが、今月は支部展のお手伝いなどで忙しく、また、私自身のアート制作もあり、気持がおちつかないのでご報告は来月のニュースレターにまわすことに致しました。
10月の展覧会は下記の通りです。

遊真あつこさんの個展(9月29日、オープニング)
鞍井綾音さん、オープンスタジオ(10月1日)
奥村泰子さん、グループ展(10月6日、オープニング)
横山弥生さんの生徒のグループ展(10月15日、オープニング)
西田翔冠さん、グループ展(10月15日、オープニング)

では皆様、11月5日にお会いしましょう。



筆:神舘美会子

企画、編集:小柳津美香

ニュースレターの発行は毎月1回です。情報記載ご希望の方は20日迄にご連絡をお願い致します。musabiusa@gmail.com




9/27/2016

msb ニュースレター September

9月という月は夏と秋の中間にあって、二つの季節は混ざり合いながら夏は日ごとに退場し、時にはぶり返し、と言っている間にここ数日は秋の気配を感じます。澄んだ秋空は広々とした武蔵野を思いださせます。芸術の秋、仕事の秋。豊穣の秋はすぐそこまで来ています。

《支部展まであと1ヶ月です》

支部展まであと1ヶ月です。みなさま、もう参加登録はお済みになりましたか?そろそろDM(ダイレクト•メール、ポストカード)の制作を始めます。DMには参加者の名前が入りますので、まだ登録をされていない方はお急ぎ下さい。
また、交友会では長い間、制作から離れている方たちの参加を歓迎しています。こういう機会があると久しぶりに何かやってみようという気になるものです。どうぞ気軽にご参加下さい。卒業以来、始めて展覧会に出品される方には新人賞が本部(日本)より送られます。

お知らせとお願い

⑴ Live Paintingをやろう!という声が上がっています。そこで、ライブ•ペインティングに参加してみようという方はご連絡下さい。スペースの都合もありますのでお早めに。

⑵ クラフト展に参加される方、ご連絡ください。また、出品するものについてもお知らせください。

⑶ クラフト展のチラシを作って下さる方を探しています。ご協力をお願いいたします。

⑷ DMは日系新聞などへの広報のため、10月初旬までにデザインが必要です。現在の時点で制作に携わって下さる方は見つかっておりません。どなたか良いアイディアのある方は至急ご連絡ください。よろしくお願いします。

   上記のご連絡はすべて小柳津美香さんまでお願いします。

支部展の詳細

開催期間:11月5日(土)—11月19日(土) (日月は休み)
オープニングレセプション:11月5日(土)
クラフト展:11月12日
搬入:11月4日(金)
搬出:11月19日(土)

場所: Gallery Max New York
           522 Broadway, Suite 401 (buzz 9)New York NY 10012(Prince and Spring Street)
           212-925-7071   917-704-1743

参加費:$50

作品はエログロと汚れるものは禁止。作品サイズは昨年と同じくらい。展示台の都合上、立体作品の場合は平面部のサイズ12インチ四方以内くらいに収めて下さい。(高さについては余裕があります)

クラフト展は、2週間展示している作品とは別に、11月12日の一日限りの催しとなります。ジュエリー、アクセサリー、陶器、織物、布による製品(バッグ、スカーフ、テーブルトップなど)その他、ルームアクセサリー、絵画、習字、など。販売に関しては、作品制作者本人が会場にいることが必須です。

展示作品の販売価格の15%がギャラリーに行きます。(販売されない方は明記)
クラフト展は、売り上げの20%がギャラリーに行きます。

支部展前にスペースをご覧になりたい方は行く前に電話をして、ギャラリーが開いているかを確認して、自由にお出かけください。

《奥村泰子さん、Textile Study Group of NY主催、Yard Works に参加》

4月のニュースレターでご紹介したファイバー•アーティストの奥村泰子さんが、Textile Study Group of NYYard Works•に参加されます。今回はJuried Exhibition (審査制の展覧会)で、多くの作品の中から21人の作品が選ばれ、奥村さんはその中の一人として出品します。
毎回このグループの展覧会には規定があるのですが、今回は縦が1ヤード、横幅は12インチ、18インチ、36インチのいずれかを選び、その枠の中で作品を作るというというのが決まりです。


Textile Study Group of NY は1977年にコンテンポラリー、ファイバーアートを勉強していた New School の6人の学生たちが、ファイバーアートという分野を研究、習得していくためにレギュラーベースでミーティングを開き、さらなる発展を目指してグループを結成したが始まりです。
現在では多くのメンバーのアーティストたちが、アメリカ国内、また国際的に活躍しています。The Museum of Arts and Design, The New York State Museum, The Robert Hillestad Textile Gallery at Nebraska, その他多くのミュージアム、ギャラリーに出品しています。
そして現在は200人のメンバーを持つグループに発展し、初回から続いているミーティングにはゲストスピーカーとしてギャラリー•ディレクター、ミュージアム•キューレター、テキスタイル•ヒストリアン、名のあるアーティスト、テキスタイル業界で活躍する人々などを招き、レクチャーを開いています。

《 Textile Study Group of New York. Presents
  Yard Works  A juried exhibition of works by TSGNY        

September 21—November 16, 2016
Reception :  Thursday October 6,  6:00—8:00pm

Durst Lobby Gallery
1133 Avenue of Americas New York NY

Important  :10月6日のオープニング•レセプションの日は予約なしで入れますが、セキュリティーの厳しいビルディングなので、レセプションの日以外は通常、2•3日前に予約をしなければなりませんのでご注意下さい。
オープニング•レセプション以外の日に訪問したい場合は、下記へ予約を入れて下さい。

Viewing by appointment weekdays 8am to 7pm.
Email :  mailto: janusz@chashama.org

Catalog available at reception or on amazon.com
Sponsored by Chashama and the Durst  Organization


《鞍井綾音さん BOS Bushwick Open Studio に参加》

アーティストたちがそれぞれのスタジオのドアを開いて作品を見てもらう、オープンスタジオという形式が始まって久しいですが、ブッシュウイックが始めてのオープンスタジオを開いたのは2006年。近年ますますクリエイティヴな場所になっているブッシュウイックで10月の最初の週末にオープンスタジオがあります。
鞍井綾音さんが参加されます。鞍井さんのスタジオを訪れ、秋空の下、ブッシュウイックをそぞろ歩いてアートに親しみましょう。

Bushwick Open Studio
Studio of Ayane Kurai

95 Starr Street Brooklyn NY 11247
October 1, - October 2, 2016
12:00PM-6:00PM

Artist Statement

       I am a human first
       I happen to be a painter and Japanese born
      To display life,
      And to develop a Big heart
     are the most important techniques and goals for me.
     I believe
     that my paintings follow me and grow
     with me
     •••just because
    painting is the voice of my soul.


《大同大学(名古屋)情報学部情報デザイン科教授、横山弥生さんがディレクターを努めるグループ展、「J-TALES,民話グラフィックス14人展」のご案内》

横山弥生さんは1983年、学部油絵学科卒。卒業後、横浜美術大学、桑沢デザイン研究所などで教鞭を取り、現在は名古屋にある大同大学で情報学情報デザイン科の教授としてコンピューター•グラフィックスを教えています。また、アーティストとして、個展や、多くのグループ展にも作品を発表。昨年2015年にはニューヨーク、Medialia…Rack and Hamper Galleryで個展をされています。

JTALES
民話グラフィックス14人展》

日本の文化価値を発信することで熊本地震の被災者支援につなげたいと、大同大学プロダクトデザイン専攻の学生14人がGallery Max New Yorkで作品を展示する。日本の四季、説話、紋様などをモチーフに、切り絵やデジタルプリントで繰り広げる現代版「大和絵」の世界だ。作品は1点60ドルから販売され、収益はすべて日系人会JAA九州地震救援基金に寄付される。

場所 Gallery Max New York
   522 Broadway, suite401 (buzz 9) New York NY 10012
            212-925-7071
会期:10月14日(金)—11月3日(木)
時間:火曜—土曜 午前11時—午後6時 (日、月、は休み)
レセプション:10月15日(土)午後3時—6時

このグループ展は私たちの支部展と同じギャラリーで開催されます。コンピューター•グラフィックアートに興味のある方はお出かけ下さい。また、ギャラリーのスペースを見るのにもいい機会です。


筆:神舘美会子

企画、編集:小柳津美香

ニュースレターの発行は毎月1回です。情報記載ご希望の方は20日迄にご連絡をお願い致します。musabiusa@gmail.com